ゼロからお金持ちになる方法(蓄財研究)

ビジネスと人生について

ある科学者の一生
1. 自分が入れる一番いい大学に行き、入れる一番いい大学院に進む。
2. できれば名門の研究所で学位取得後の特別研究員として勤務する。
3. さらにどこかの大学に移って准教授の職を得、がむしゃらに働いて何か華々しい研究成果を上げ、多くは別の大学で終身雇用の職を得る。
4. その間には論文を発表しまくるようにする。
5. 会議に飛んで行って研究発表し、科学界の大スターにつきまとって認めてもらおうとする
6. period
あるサラリーマン(男性)の一生
1. 自分が入れる一番いい大学に行き、一番いいと思われる企業に就職する。
2. 企業内か、関係者のつながりで出会った女性と付き合い、結婚する。
3. 30代で、自分が支払える最大限の金額の家を35年ローンで買う。
4. 子供を育てながら、がむしゃらに働いて、出世できるだけ出世する。
5. 退職金を使ってローンを完済。
6. 仕事人生が終わった後、空虚な時間を何かで埋めてすごす。
7. period
邯鄲の夢(一炊の夢)
呂翁という道士(仙人)が邯鄲(かんたん)の茶店で休んでいると廬生(ろせい)というみすぼらしい身なりの若者がやってきました。

廬生は呂翁に、延々と僅かな田畑を持つだけの自らの身の不平を語りました。
やがて廬生は眠くなり、呂翁から枕を借りて寝ました。

すると、名家の娘を嫁にもらい、官吏となり、みるみる出世して、 ついには首都の長官となり、またその上の位につくまでになりました。

しかし、時の宰相にねたまれ、左遷されたが、その後、しばらくして宰相となることができました。
それからは善政を行い、賞賛されました。

そのような栄華の絶頂のとき、突然、逆賊として捕らえられました。
無実の罪によってでした。

彼はため息をつきながら妻子に言いました。
「私の田舎の家には、わずかだが良田があった。
そこで百姓をしていれば、それで寒さと餓えはふせぐことができたのに、なんで仕官をしてしまったのか。
今こうなっては、昔、ぼろを着て邯鄲の道を歩いていたころのことがなつかしい。
しかし、今はもうどうにもならないのだ」

廬生は刀を取って自殺しようとしましたが、妻に止められて未遂に終わりました。
数年して天子はそれが冤罪であったことを知り、廬生を呼びもどして彼を寵愛しました。
そうして、廬生は栄華を極め、国王にも就き、五人の子はそれぞれ高官に上り、 天下の名家と縁組みをし、たくさんの孫を得て彼は極めて幸福な晩年を送りました。

しかし年齢には勝てず、廬生はついに死去してしまったのです。

盧生があくびをして目を覚ますと、そこは邯鄲の茶店でした。
傍らには呂翁が座っていました。
茶店の主人は、盧生が眠る前に栗粥を煮ていたが、それもまだ出来上がっていないのです。

盧生は今までのことが夢だったと知って、しばらく憮然としていたが、やがて呂翁に感謝して言いました。

「栄辱も、貴富も、死生も、人生の栄枯盛衰すべてを知ることができました。これは先生が私の欲をふさいでくださったのですね。」

呂翁に深々とお辞儀をして立ち去っていきました。
僕らは冷たい天国に住んでいる
「冷たい天国」とは、これで十分だという到達点、満足できる点が、存在しないことで起きる状況のこと。

目標設定のメリットは、「どこまで行けば、目標を到達することができる」ということが明らかなことです。
一方で、本当に価値のあるものは、目標や基準が明確でない場合が多い。
たとえば、愛する人と過ごす時間や、子供と遊ぶ時間、友人との会話などは、合理的・具体的に設定することのできる目標は少ない。 どうなれば幸せなのか、どうすればもっといい人生を生きられるのか、どうなれば満足なのか。

『スティーブン・スピルバーグ監督の映画『シンドラーのリスト』の結末に胸を打たれるシーンがあります。
シンドラーに命を救われたユダヤ人労働者たちが集まって、解放軍を逃れて出奔しようとしている彼に礼を言うシーンです。
ユダヤ人一同の感謝を喜んで受けるどころか、シンドラーは動揺し、涙を流しながら、友人に向かってこうささやく。

「この車。なぜ私は車を売らなかったのだろう? 売っていたら、あと10人は救えた。 あと10人・・・もっとたくさん救えたのに」』

それは、終わりのないプロセスであり、到達点はないに等しい。
がんばって、がんばって行けば、天国に行くことができるのかもしれないが、同時にそこは冷たい場所であるのでしょう。

僕たちは、日本という先進国にいて、厚い社会福祉と保護、社会的な豊かさ、高度な社会資本を享受することができています。
世界の別の場所では、同じときに、飢餓に苦しみ、虐殺される人たちもいるのに。
そう。
僕らはすでに、冷たい天国に住んでいるのです。
しかし、たとえ、冷たい天国から逃れられないとしても、もっとよくしたいという気持ちを失ってはならないのです。

【参考文献】
「誰が世界を変えるのか ソーシャルイノベーションはここから始まる」 フランシス ウェスリー (著), ブレンダ ツィンマーマン (著)ら

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